※天空の難破船のネタバレです
※でも取り上げてるのは問題のシーン2カ所だけです
※服部も白馬もなぜか快コの関係知ってますなぜか。












都内某所――――




「ほれ、借りてきたったで?例のモン」


後ろ手にドアを閉めた服部がほいっと放ったDVDを白馬は慌ててキャッチした




「やれやれ…”物は手渡しで”と習わなかったのかい?」

「じゃかぁしいわ、このイギリス被れが」

「ふ、君は相変わらず妙な日本語を喋るんですね」



またこいつは…!



「大阪弁は立派な日本語じゃボケェ!!」
と、この色白の馬男に
言ってやりたかったが


「…ワイの活躍ぶりに嫉妬させてやるからの」
低くそう言った後
このままではまた険悪なムードになってしまうと察した服部は



「ま、まぁせっかくや!
今日は仲良ぅやろうやないか
は、は、はく、はくばくん?」


と慌てて付け足した

最後の言い方はまるで金魚のようだったが
白馬は何の気にも止めず



「そうだね。なんたって今日は――」








キラーーン…












「”天空の難破船”の鑑賞会なのだからね!!」



言いきった。

そりゃもう清々しい程にきっぱりと。



「あぁー!!1番美味しいトコ持ってくなドアホ!!
大体途中のキラーンってなんやねん!」



「まぁまぁ、ジャレてる時間はないんですよ服部君…管理人がお怒りになるのでね」


「は?かんりにん?」


「それでは、スタートだ!」


無視すんなボケ!と喚く服部さえも
爽やかに無視した白馬の声を合図に



ピッと無機質な音が響いた





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