ふわっふわのスポンジ


真っ赤なイチゴ



そしてその2つを繋げる為の甘味


それこそが生クリームという物だ











「…という物だよな?変態マジシャン」



「大丈夫、コナンちゃんならぜってー美味くなるから!」




まるで今から本当のケーキを食べる子供のように
最上級の笑顔で泡立て器を持っている


泡立てているのはもちろん、生クリーム


そして奴がそれを付ける予定なのは
スポンジではなく、縛られた俺







「っの変態野郎!!」


「もーそんなに暴れないでよ、零れちゃうってば」




物事には何事も理由ってものがある。


だから、後ろ手に縛られたまま全裸でソファに座らされているのにも理由ってものがある


不覚にも睡眠薬入りのコーヒーを飲んで、目が覚めたらこのザマだ

そろそろこいつと破局したってバチはあたらないんじゃないかと思う




「1回やってみたかったんだよね〜」





にこにことトゲの立ったクリームを眺める快斗がやろうとしている事は解ってる


生クリームプレイなるものをしようと思っているのだ、この変態は。


抵抗しても両手を括ったコイツの赤いネクタイは解けない




「じゃーまずはここから…」




そっとクリームを纏った変態の手が伸びたのは胸の突起


「おい…っ!」


やめろ、と言おうとした瞬間に、ふわふわとした感触が突起を覆って
思わず息が詰まった


白い泡の様なソレのおかげで、直に指が当たることは無いが

それが逆にいつもとは違う感触で身じろいでしまう



左が十分に覆われたら右も同じように塗りつけていく


そして左右とも十分に白く覆われたところで





「いただきますv」







変態の唇がゆっくりと






食べた






「んっ!!」



強い刺激にビクリと肩が上がる

そんな姿を見て、一層嬉しそうに舐めるのだから
こっちはたまったもんじゃない



「ん…おいし」



ぺろぺろと子猫のように舐めたかと思うと
今度は少し強く、赤ん坊の様に吸い上げる快斗



その顔は本当にケーキを食べているように美味しそうで
頭がクラクラする



「あ、っく」


快斗の舌が先に触れる度、ビクビクと身体が跳ねる

甘い匂いが俺にまで届いて
やっぱり頭がクラクラする

「ほら、美味しいよ」


「んん…っ」



クリームのついた指を俺の口に突っ込んで味あわせる

独特の強い甘さが口内を支配した

唾液が溢れてきたら、またボウルからクリームを掬って
今度は身体のいたる所に塗りつけてくる


「あっ…あ…う…」


弱いワキや首筋、お腹周りにも丁寧に塗られ
くすぐったさもぐずぐずとした快感に変わる


逃れようと身を捩ると快斗は意地悪く笑った



「ほんと…美味しそう」


「っ」



その声がどこまでも低くて甘い毒のあるものだったから
思わず身体が震えた


認めたくないが、これから来るであろう快感への期待で。




「あっ!な…めんなぁ…!」




そして予想通り赤い舌が身体についたクリームを舐めとっていく

敏感な箇所ばかり舐められ、ひっきりなしに甘い声が部屋に響いてしまう


意図せず足がもじもじと動くと、まるでおねだりしているようだ

きっと快斗にもそう捉えられてしまうだろう




「ん…?何?こっちにも欲しいの?コナンちゃん」


「ち、ちがっ…あ!」



ぺろぺろとワキを舐めながら、全体にクリームを塗した手でオレを握る快斗



小さなそれはあっという間に白くなって
小さいながらもすでに立ち上がりきっていた


今までの快感と塗りこまれる刺激で
先端の亀裂からヌルリとした液体を零している



「や、やめ…」



さっき胸に来たのと同じ快感が、いや、
きっとその何倍と強い快感に襲われるのが解って
生理的に声が震えてしまう


そんな俺を見て、顔をうずめる快斗が安心させるように微笑んだ


その笑顔に安心したかするかの瞬間に
快斗の唇が小さなオレを捕らえた



「っあ!!」



一舐めでペロリと簡単に往復されてしまう


快斗は俺のイイトコを知ってるから的確に舌で虐めてくる



「っ、んんっ…!」



包皮とクリームにつつまれていても
興奮しきって僅かに浮かび上がった裏筋を刺激されると、
先端からはまた若い液体があふれた


じゅるじゅるとクリームごと先端を吸われたら
もう理性をかなぐり捨てて鳴くしかない



「かいとっ…ふぅ…ぁ!あんっ!」


「ん、いつもより早いねコナンちゃん…限界?」


「っ!やめ…!しゃべんな…って!」
もぐもぐとまるで味わう様に喋られて
幼い子みたいに頭を振る


興奮してるんだと嬉しそうに言われても否定できないから困った



真っ赤な顔を見られたくなくて、無意識に目をぎゅっと瞑ると
いつもより丁寧に舐め取る舌をダイレクトに感じてしまって余計ダメだ



「やぅっ…!も、やあっ!」



仕上げとばかりに強く吸われ、
何度もビクビクと身体を震わせて熱い滴りで快斗の口を汚した




「は…あ…」




肩で息をしながら快感の余韻で太ももを擦り寄せる

生クリームと快斗の唾液で、身体中が少しベタついている



ペロリと口端に溢れた俺のまで舐めとった快斗の手が腕に伸びて
あれだけ戒めとなっていたネクタイはいとも簡単に外れた





「もーホント可愛かった〜vコナンちゃん」



「……変態野郎」




奇術師だってば、と苦笑して
ペロリと閉じた俺の唇を舐める



それにまたビクリと感じてしまって、
この変態を調子に乗らせてしまったようだ




「今度はチョコレートプレイとかも良いかもね〜v」







そう言いながら風呂場へと俺を抱えるコイツに
蹴りを入れたのは言うまでもない



























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正誤様リクエストで
「生クリームぷれい」でした^^!楽しかった…!

初めて食べ物を使ったお話を書かせて頂きましたー
開眼しそう<●><●>


あまり江呂くなりませんですみません…!
力不足ですが正誤様のシチュエーションで妄想パラダイスでした幸せ…!


リクエスト本当にありがとうございました*^^*



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