「新一の浮気者ぉぉぉぉ…!」




 


帰宅するなり貞子もビックリなよろめき具合で絡みついてきたのは、まぎれもなく快斗だった



そもそもここは工藤邸だというのに。不法侵入ではないんだろうか。

そう思いながらため息をつく








「…今日は何だよ」



「何だ、じゃないよ!…これ、浮気じゃねーかよ!」






バンッと効果音がつきそうな勢いで差し出されたのは一枚の写真




そこには良く見知った顔が2つ





ファーストフード店で席に着く光彦と自分だった









「…これが何だってんだ?」




「だから”何だ”じゃないでしょ!浮気でしょ!
誰が!どう見ても!宇宙レベルで!浮気じゃん!」







半分泣きそうに、支離滅裂な事を力説されても、俺の脳は理解できない





ちなみに言っておくが俺と灰原は元の身体に戻れたが
歩美・光彦・元太は当たり前のように小学生のままだ。

高校生の男と小学生の男がハンバーガーを食べている場面を見て
浮気と言い張る男などコイツだけじゃないだろうか






「あのな、これはこの前光彦が相談したい事があるって言ってきたから」



「新一が好きだって相談!?」



「誰が本人に本人が好きって相談すんだよバーロ」






そう、この時は俺と灰原の正体を知らない光彦から
突然目の前から消えてしまった俺達の事で相談されたのだ。




「コナン君と灰原さんは駆け落ちしたんでしょうか」
なんて言われた時には慌てたが

アイツにとって灰原は大切な存在だったから
小学生なりに心配しているんだろう





灰原(今は宮野志保だが)にそれを伝えると
アイツも「話す時期は自分で決めるわ」と言っていたし




この件に関しては
俺は関わるべきではないと思ったからそれきりだ










「……って訳だからよ、浮気じゃねーよ」



「くそっ…小学生からもモテモテなんてどうすればっ…」






人の話もロクに聞かず、
指を噛んでいるアホな恋人を無視して制服のネクタイを緩める








そこで
ふと気がついた



















「…そういやオメー、
その写真どうやって撮った?」















快斗のストーカー(鳩使用)がバレるまで、そう時間はかからない























==============================


快斗+ストーカー
=ストー快斗


新一と探偵団が並んだら萌えるという
新しい境地に目覚めた<●><●>


「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -