「人魚のミイラ?嘘くせーよそんなもん」
「そんなもんて!アンタ人魚ナメたらアカンで!人魚姫読んでみ!」
「人魚姫ってあれだろ?人間になってどうこうなるやつだろ?だいたいおめーはテレビ見すぎなんだよ!」
「記憶曖昧か!人魚姫っちゅーのはな!」

『オレのことだ』

「…ちょ何言うとるん」
「スイッチは男だしな!ヒメじゃねーもんな!ヒメはヒメコだし」
『そういうことではない』
「……分かってるっつーの。お前は人魚姫なんかじゃねーよ。ちゃんと声聞こえてんだろ?」
『…ああ、そうだな』
「おう」


スイッチは、泡になって消えたりしない。





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