安藤、安椿、安榛、安キリ、双子、ボスヒメ、生徒会、助人団



安藤の場合

「お前なんで二本ずつ食べんの?勿体なくね?」
「関係ねえだろ。アンタこそもっと豪快に食べるのかと思ってたよ」
「あんま勢いよく食うと歯に挟まるからなあー」
「菓子ってだいたいそんなもんだろ」

「じゃあお前今挟まってんの?」
「まあ、そうだけど」
「よし、オレが取ってやる」
「は?おい、ちょ、やめろ!近付くなぁあー!」





安椿の場合

「今日何の日か知ってるか?」
「今日ですか…今日はその、ボクと藤崎の誕生日…」
「そりゃそう答えるだろーな。でもな、世間的にはそうじゃねえんだよ」
「はあ」
「ちょっと目閉じろ」
「何するんですか」
「いいからいいから」
「早くしてくださいね」

椿が目を閉じたのを確認して、箱からポッキーを一本取り出す。

「んじゃまあ、オレの名前呼んでみ?」
「あが、」
椿が口を開けた隙にポッキーを椿の口内に突っ込む

「噛むなよ」
「な、なんですかこれ!」
「ちょっと口閉じてろ」
ポキポキと反対側から口と口がつくギリギリまで食べていく

「目開けていいぞ」
「なっ…」
「さあ食え!」
「た、食べません…!」





安榛の場合

「ねえ安形」
「あ?」
「こっち向いて」
「なんだよ」
「鼻に刺すから」
「ちょ、待てタンマ!」





安キリの場合

「口開けてくんね?」
「断る」
「じゃあ下の口」
「死ね」





双子の場合

「ポッキー欲しいんだろ?」
「ボクはクッキー派だ」
「せめてプリッツって言えよ…」





ボスヒメの場合

「ローソクの代わりにポッキー差そ!な!ええやろ?」
「針山になるのが目にみえてんだよ!」





生徒会の場合

「通常のポッキーの他にムースポッキー、ジャイアントポッキー、極細、それとプリッツとトッポも買ってきました」
「そんなに買ってきたのか…というか、一つ他社が混ざってないか?」

「私は極細がいい」
「ムースが一番です」
「とりあえず全部皿に移しましょうか会長」
「そうだな」

「わたくしもポッキー持ってきましたわ」
「嫌な予感しかしないな…」
「シェフに一本一本手作りで作らせました」
「やっぱりか」
「デコレーションには金粉と金箔を使用しました」
「もはやポッキーじゃないな」





助人団の場合

「オレの方がかっこいいぞ!」
『いいやオレの方が!』

「何しとんねんアンタら」
『ジャンボポッキービームサーベルで決闘だ』
「小学生か!」




2011.11.11



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