「今日は」
「猫の日だからといって何もする気はないよ」
「せめて最後まで！言わせてよ！」
「君の浅はかな考えなんて口に出すまでもなく分かるさ」
「あのもう少しオブラートに包んでくださいませんか赤司様」
「じゃあお前がこれを着るというなら考えてあげても良い」
「何そのえげつないフリルの猫耳メイド服」
「去年大輝から没収したブツだ。特に使う予定も無かったんだが特別に着ることを許そう」
「許さなくて結構です」
「そう…僕の願いを聞いてくれないのか、僕はいつもいつもお前の課題を手伝ってあげたりと何かと尽くしてあげているというのに。お前はその恩を仇で返すと」
「ご、ごめん赤司…分かったよ着るよ…」
「ふっ」
「今笑った」
「笑ってない」
「笑った」
「笑ってない」

まんまと乗せられた感