「ねえオレすっげーこと思いついたっス!」
「なに?赤点が満点に変わる方法なら聞く」
「そんなことあるわけないっス!でも聞いて!」
「黄瀬わんわんうるさい…」
「えっ!?オレのいままでの言葉はわんわんに聞こえたんスか!?」
「で、何?すごいこと思いついたんでしょ」
「え、ああ、そうス!授業中寝てるのバレないようにする方法なんスけど!」
「まぶたの上に目描くって言った瞬間私はお前の頭を五回ぶっ叩く」
「えっなんで知ってるんスか…っていたいいたい!!」
「まあでもいいんじゃない黄瀬にしてはいい方法だと思うようん、やってみたら」
「初めて褒められたっス!」
「でも初歩的なこと言っていい?」
「なんスか?」
「黄瀬って授業中寝るときいつも顔伏せてるじゃん?目描いたって意味ないじゃん?」
「……天才っスか!?」
「おまえの頭は犬以下だな」

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