「バカップルって知ってます?」
「ああ知ってる、何かすっげー人前とかでもイチャイチャしちゃう奴らだろ」
「うん、あれどう思う?」
「まあ別に嫌いとは言わねーけどちょっと理解しがたいな」
「ですよね〜、なんでああやって人目も気にせずにちゅーとかできちゃうのか不思議でならないです」
「だよな、あいつらの周りは花畑だな」
「私らの周りは?」
「田んぼとかじゃね?」
「ああ、平和でいいですね」
「米も作れるから。将来安泰だから」
「さすがですよ宮地先輩」
「だろ」
「ちなみに私らはバカップルじゃなくてどんなカップルなんですかね」
「まあさしずめヘイワッフルみたいなもんだろ」
「ワッフルですか、もはやカップルでもありませんよ大丈夫ですか」
「平和+カップルでヘイワッフルだろうが」
「ヘイワップルですよ」
「ああ、なるほどな!」
「まったく宮地先輩ったらおっちょこちょいなんですから〜」

いいえ、おバカップルです

「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -