ため息の行方

『エリカの様子がおかしいアル』

店の買い出しを頼まれたエリカに偶然会って一緒にぶらぶら歩いていた

エリカはバックから出てきたレモン味のキャンディーをくれたアル

定春にもソーセージをくれたネ
税金泥棒がくれたっていう真選組ソーセージを

公園を通ったときにはベンチで寝てるマダオにカップ酒をあげてたアル

エリカは優しいから大好きネ
スナックなんか辞めて万事屋で働くよろし

仕事も給料も無いアルが


『オイてめー何が言いたいんだ?理由無き反抗かコノヤロー』
『神楽ちゃん、エリカさんがどうしたの?』

せっかちな奴らめ
余裕が無い男は見苦しいアル

『んだとコラァ!』
『銀さん、落ち着いてください!話が進みません!』

公園を出たとこでゴリラと憎たらしいサド野郎にあったアル

「万事屋のチャイナ娘にエリカちゃんじゃないかー」

「なに見てんでィ、コイツはやらねーぞ」
誰がテメェの口にしたアイスを欲しがるかクソガキめ

「二人はパトロール中ですか?」
「そうです!お妙さんの身辺警護の帰りです」
にこやかなゴリラはまた姉御に殴られたのか頬を腫らしていたし…

「総悟くんもちゃんと働くんだね」
「失礼なこと言うんじゃねーやい、俺はいつも真面目に働いてまさァ」

そこで気づいたアル
エリカがなんかオカシイって

どこがって言われたらここだとハッキリ言えないが

サド野郎に対する態度がなんか…こう…優しいというか

エリカはいつも優しいけど
なんかいつもの感じと違ったアル

顔もちょっと赤いみたいアル

馬鹿ども二人の背中を見送るエリカに聞いてみたら

「そんなことないよ、夕焼け真っ赤だから」

そして小さくため息をついた


『『…………』』

嬉しそうで、けれどどっか寂しそうでなんか元気が無かったアル

エリカ、絶対病気ネ

『病気っていうか…それは…、ねぇ銀さん?』

『エリカちゃんはアレだ、甘酸っぱい大人の階段登ろうとしてんの。そっとしといてやれよ』

ガキのお前にはわかるまい…だと!?

ふざけんな
わかるわ!エリカが恋しちゃってることくらい

あたしがいってんのはドS野郎に惚れたエリカの頭が病気なんじゃないのかって事アル

心配アル


だってアイツもエリカと同じだったから


恋する人の目だったネ


女の勘でわかるアル
アイツも絶対エリカの事好きアル

はあ
エリカも馬鹿アル
なんでよりによってアイツネ

あたしが目覚まさせてあげるアル

『ばーか、ガキが余計な口挟むんじゃねーぞ?』

『ガキじゃねぇよ!』『エリカの様子がおかしいアル』

店の買い出しを頼まれたエリカに偶然会って一緒にぶらぶら歩いていた

エリカはバックから出てきたレモン味のキャンディーをくれたアル

定春にもソーセージをくれたネ
税金泥棒がくれたっていう真選組ソーセージを

公園を通ったときにはベンチで寝てるマダオにカップ酒をあげてたアル

エリカは優しいから大好きネ
スナックなんか辞めて万事屋で働くよろし

仕事も給料も無いアルが


『オイてめー何が言いたいんだ?理由無き反抗かコノヤロー』
『神楽ちゃん、エリカさんがどうしたの?』

せっかちな奴らめ
余裕が無い男は見苦しいアル

『んだとコラァ!』
『銀さん、落ち着いてください!話が進みません!』

公園を出たとこでゴリラと憎たらしいサド野郎にあったアル

「万事屋のチャイナ娘にエリカちゃんじゃないかー」

「なに見てんでィ、コイツはやらねーぞ」
誰がテメェの口にしたアイスを欲しがるかクソガキめ

「二人はパトロール中ですか?」
「そうです!お妙さんの身辺警護の帰りです」
にこやかなゴリラはまた姉御に殴られたのか頬を腫らしていたし…

「総悟くんもちゃんと働くんだね」
「失礼なこと言うんじゃねーやい、俺はいつも真面目に働いてまさァ」

そこで気づいたアル
エリカがなんかオカシイって

どこがって言われたらここだとハッキリ言えないが

サド野郎に対する態度がなんか…こう…優しいというか

エリカはいつも優しいけど
なんかいつもの感じと違ったアル

顔もちょっと赤いみたいアル

馬鹿ども二人の背中を見送るエリカに聞いてみたら

「そんなことないよ、夕焼け真っ赤だから」

そして小さくため息をついた


『『…………』』

嬉しそうで、けれどどっか寂しそうでなんか元気が無かったアル

エリカ、絶対病気ネ

『病気っていうか…それは…、ねぇ銀さん?』

『エリカちゃんはアレだ、甘酸っぱい大人の階段登ろうとしてんの。そっとしといてやれよ』

ガキのお前にはわかるまい…だと!?

ふざけんな
わかるわ!エリカが恋しちゃってることくらい

あたしがいってんのはドS野郎に惚れたエリカの頭が病気なんじゃないのかって事アル

心配アル


だってアイツもエリカと同じだったから


恋する人の目だったネ


女の勘でわかるアル
アイツも絶対エリカの事好きアル

はあ
エリカも馬鹿アル
なんでよりによってアイツネ

あたしが目覚まさせてあげるアル

『ばーか、ガキが余計な口挟むんじゃねーぞ?』

『ガキじゃねぇよ!』


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