グッドモーニング

丸二日連絡もつかず
心配していた三日目の朝

フラりいつもとなんら変わりない様子で帰ってきた総悟

左頬が赤くなっていたのが少々気になった

『お前今までどこいってやがった』
呼び出して問いただせば
『エリカん家でさァ』

…女ンとこだぁ!?

『ななな何だとォォォ!』
隣でいきり立つ近藤さん

無理もない
誰よりも心配していたのはこの人だ

攘夷志士どもに殺られたのでは…、皆の心に芽生えた不安

落ち着かない皆の前で『総悟に限ってそんなことはない』と言い聞かせた近藤さん

口ではそう言っていたがこの二日いつも以上に上の空だった

それなのに女のとこに居たなどふざけてるにも程がある
だからこの浮わついた糞ガキにガツンと言ってやれ近藤さん

『ムラムラは20歳を過ぎてからだと常々言ってたでしょおがッ!それなのにエリカさんと一夜を共にしただとォォォ!?けしからんやつだ!』

怒るのそこォォッ!?ちょっとズレてねぇか?

『色々大変だったんでさァ』

言葉の割に淡々と経緯を話し始めた総悟だったが

『俺突然猫になっちまって、途方にくれてたんですが寒かったし、とりあえず一番可愛がってくれそうなエリカん家に転がり込んだ訳なんでィ』

は?
コイツ、何言ってんの?

バカなのは知ってるけどよ

『総悟が猫?エリカちゃんじゃなくて?エリカちゃんの方が似合うだろ』

『俺だってそう思いまさァ、首輪は赤より黒い方が似合うんじゃねぇかと思うんですが』

『尻尾もあるといいよな、総悟』

『ちょっとアンタら何の話してんの!?そして近藤さん!あんたムラムラし過ぎだから!!』




クシュンッ!

『お?エリカちゃん風邪かぁ?』
ごみ捨てに部屋を出たらジャンプを買いに来たと言う銀さんに遭遇

『いや、違うと思うけど…』

『朝まで運動して汗かいて風邪引いちゃったをでショー?』
ニヤニヤしてる銀さん

『…何の話?』

『え、違うの?朝帰りの沖田くんに会ったから絶対エリカちゃんとこだと思ったのにな〜』

『えッ!!』
一瞬で染まるあたしの頬

『エリカちゃんてほんとわかりやすいわ』

完全に銀さん、勘違いしてる

『違うの!何も無いから!あたしアレが総悟くんと思ってなくて…!』

『酔った勢いで訳がわからないまま事に至ったって?』

『そうじゃなくてッ!!』

『そんで思いっきりサディスティックなプレイされたから思いっきりひっぱたいたと…』

『されてないからッ!!』

『じゃあどんなプレイした訳?』

…もう勘弁してよ


総悟くんが帰ってから

やって来たのは

いつもより慌ただしい朝だった丸二日連絡もつかず
心配していた三日目の朝

フラりいつもとなんら変わりない様子で帰ってきた総悟

左頬が赤くなっていたのが少々気になった

『お前今までどこいってやがった』
呼び出して問いただせば
『エリカん家でさァ』

…女ンとこだぁ!?

『ななな何だとォォォ!』
隣でいきり立つ近藤さん

無理もない
誰よりも心配していたのはこの人だ

攘夷志士どもに殺られたのでは…、皆の心に芽生えた不安

落ち着かない皆の前で『総悟に限ってそんなことはない』と言い聞かせた近藤さん

口ではそう言っていたがこの二日いつも以上に上の空だった

それなのに女のとこに居たなどふざけてるにも程がある
だからこの浮わついた糞ガキにガツンと言ってやれ近藤さん

『ムラムラは20歳を過ぎてからだと常々言ってたでしょおがッ!それなのにエリカさんと一夜を共にしただとォォォ!?けしからんやつだ!』

怒るのそこォォッ!?ちょっとズレてねぇか?

『色々大変だったんでさァ』

言葉の割に淡々と経緯を話し始めた総悟だったが

『俺突然猫になっちまって、途方にくれてたんですが寒かったし、とりあえず一番可愛がってくれそうなエリカん家に転がり込んだ訳なんでィ』

は?
コイツ、何言ってんの?

バカなのは知ってるけどよ

『総悟が猫?エリカちゃんじゃなくて?エリカちゃんの方が似合うだろ』

『俺だってそう思いまさァ、首輪は赤より黒い方が似合うんじゃねぇかと思うんですが』

『尻尾もあるといいよな、総悟』

『ちょっとアンタら何の話してんの!?そして近藤さん!あんたムラムラし過ぎだから!!』




クシュンッ!

『お?エリカちゃん風邪かぁ?』
ごみ捨てに部屋を出たらジャンプを買いに来たと言う銀さんに遭遇

『いや、違うと思うけど…』

『朝まで運動して汗かいて風邪引いちゃったをでショー?』
ニヤニヤしてる銀さん

『…何の話?』

『え、違うの?朝帰りの沖田くんに会ったから絶対エリカちゃんとこだと思ったのにな〜』

『えッ!!』
一瞬で染まるあたしの頬

『エリカちゃんてほんとわかりやすいわ』

完全に銀さん、勘違いしてる

『違うの!何も無いから!あたしアレが総悟くんと思ってなくて…!』

『酔った勢いで訳がわからないまま事に至ったって?』

『そうじゃなくてッ!!』

『そんで思いっきりサディスティックなプレイされたから思いっきりひっぱたいたと…』

『されてないからッ!!』

『じゃあどんなプレイした訳?』

…もう勘弁してよ


総悟くんが帰ってから

やって来たのは

いつもより慌ただしい朝だった


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