なかよしこよし

もうすぐ時計は午前10時を迎えようとしている

『銀さん、新八くん。そろそろ出た方が良くないかなぁ』

依頼主サンと会う約束
それが10時だと言うんだからギリギリくらいだ

風邪をひいてしまった神楽ちゃんの看病を頼まれ朝も早くから万事屋に来たあたし

『それじゃあエリカさん、いってきます』
『わりーな、神楽のこと頼んだわ』

『行ってらっしゃい、気を付けてね』
玄関から二人の背中を見送った

さて、神楽ちゃんにリンゴでも剥いてあげようかな

いつもは押し入れに寝ている彼女だけど風邪を引いた今は流石にそんな所では寝かせられず銀さんの寝室で眠っている

台所でリンゴを兎さんに剥いて神楽ちゃんの眠る部屋の戸を開けると

『あなた、どうゆうつもり?』

天井からぶら下がる眼鏡をかけた髪の長い人


『ギャァァァァ!!』
ふつーにオバケだと思った

『銀さん在る所に始末屋さっちゃん在り』
そう言って身軽に着地した

忍者さん、でしたか

このさっちゃんと言う人は何故かあたしに敵意むき出しといった感じ

『調べはついているわ、近くに住んでいて下のスナックで働いている…それだけじゃない、最近銀さんの回りをうろちょろしてるみたいじゃない!』

異論があっても

『うろちょろどころか何!?同棲!?行ってらっしゃい銀さん(ハート)って…新婚さんみたいじゃないのよ!!』

口を挟む隙もない

『あの真性ドSの銀さんをどうやって落としたって言うのよ!私よりもドMなメス豚?それともその自慢の体でたらし込んだのかしら?』

スタイルなら
さっちゃんさんの方がいいんじゃないかなぁ…

『あの…もうちょい声を落としてもらえますか?神楽ちゃん寝てるんで…』
興奮するさっちゃんさんに声を潜めそう伝えると

『何よその余裕綽々な態度!あたしと銀さんの間に付け入る隙は微塵もないわよと言わんばかりね!』
逆に火に油を注ぐ結果に

まるで子供の喧嘩
『えェェェェッ!』
逆上して飛びかかってきたさっちゃんさん

『いたーい!何すんですかッ!』
せっかく剥いた兎さんリンゴは床に散らばった

『私は認めないわよ!あんたみたいな小娘に銀さんを渡すもんですか!』

何いってんの!?この人
ものすごい誤解してませんか

倒れた体にのし掛かられて身動きも取れないし、反論の余地も無し

…どうしよう
途方に暮れたその時だった

『テメェは人ん家で何してんだコノヤロォォォ!』
銀さんの張り上げた声と共に吹っ飛んださっちゃんさん

『久しぶりに会ったと思ったらいきなり跳び蹴り?…なによ、興奮するじゃないのよォォォ!』
頭から血を流しながら悶絶して万事屋をあとにした彼女

…あの人、もしかしてアブナイ人ですか

『大丈夫か?エリカちゃん』
銀さんに支えられ立ち上がる

今のひと悶着で部屋はめちゃくちゃだ

『今の人、何?銀さんの彼女?』
『違ーよ、只のストーカーだって』

なるほど
どおりでちょっとおかしな感じがしたもんね

『ん…、何アルか〜煩くて眠れないネ』
振り返ると目を擦りながら床に転がるリンゴをかじる神楽ちゃん

『あ〜!ダメダメそんなの食べないで!新しいの剥いてあげるから』

新しいく剥かれたリンゴをシャリシャリ頬張る神楽ちゃんと銀さん

『おいしーアル、もっと食べたいアル』
『一人で丸々一個食えば十分だろーが!残ってんのこっちよこせよ』
食べ物を取り合って喧嘩する二人はまるで兄弟

『神楽ちゃんそれ食べたら熱計ろうか、だいぶ顔色いい感じ』
手のひらで神楽ちゃんのおでこに触れてみたけどだいぶ熱は引いているようだ

『なんかエリカってマミーみたいネ!ずっとここに居るといいアル、わたしのマミーになるヨロシ』

いつもより甘えん坊な神楽ちゃんがかわいく抱きついてきた

んー、でも微妙かな
マミーよりお姉ちゃんの方が良かったりして…

でも甘えん坊な神楽ちゃん、かわいすぎなんですけど

『エリカちゃんがマミーならパピーは銀さんで決まりだな』

『あれ?そういや銀さんなんで居るの?』

『あれ、サラッと流されたよコレ。忘れ物取りに来たんだけど…依頼のこと忘れてたわ』


依頼主サンとの待ち合わせ場所では…

『忘れ物取りに行くのにどんだけ時間かかってんだァァァ』
激怒する新八くん

もうすぐ時計は午前10時を迎えようとしている

『銀さん、新八くん。そろそろ出た方が良くないかなぁ』

依頼主サンと会う約束
それが10時だと言うんだからギリギリくらいだ

風邪をひいてしまった神楽ちゃんの看病を頼まれ朝も早くから万事屋に来たあたし

『それじゃあエリカさん、いってきます』
『わりーな、神楽のこと頼んだわ』

『行ってらっしゃい、気を付けてね』
玄関から二人の背中を見送った

さて、神楽ちゃんにリンゴでも剥いてあげようかな

いつもは押し入れに寝ている彼女だけど風邪を引いた今は流石にそんな所では寝かせられず銀さんの寝室で眠っている

台所でリンゴを兎さんに剥いて神楽ちゃんの眠る部屋の戸を開けると

『あなた、どうゆうつもり?』

天井からぶら下がる眼鏡をかけた髪の長い人


『ギャァァァァ!!』
ふつーにオバケだと思った

『銀さん在る所に始末屋さっちゃん在り』
そう言って身軽に着地した

忍者さん、でしたか

このさっちゃんと言う人は何故かあたしに敵意むき出しといった感じ

『調べはついているわ、近くに住んでいて下のスナックで働いている…それだけじゃない、最近銀さんの回りをうろちょろしてるみたいじゃない!』

異論があっても

『うろちょろどころか何!?同棲!?行ってらっしゃい銀さん(ハート)って…新婚さんみたいじゃないのよ!!』

口を挟む隙もない

『あの真性ドSの銀さんをどうやって落としたって言うのよ!私よりもドMなメス豚?それともその自慢の体でたらし込んだのかしら?』

スタイルなら
さっちゃんさんの方がいいんじゃないかなぁ…

『あの…もうちょい声を落としてもらえますか?神楽ちゃん寝てるんで…』
興奮するさっちゃんさんに声を潜めそう伝えると

『何よその余裕綽々な態度!あたしと銀さんの間に付け入る隙は微塵もないわよと言わんばかりね!』
逆に火に油を注ぐ結果に

まるで子供の喧嘩
『えェェェェッ!』
逆上して飛びかかってきたさっちゃんさん

『いたーい!何すんですかッ!』
せっかく剥いた兎さんリンゴは床に散らばった

『私は認めないわよ!あんたみたいな小娘に銀さんを渡すもんですか!』

何いってんの!?この人
ものすごい誤解してませんか

倒れた体にのし掛かられて身動きも取れないし、反論の余地も無し

…どうしよう
途方に暮れたその時だった

『テメェは人ん家で何してんだコノヤロォォォ!』
銀さんの張り上げた声と共に吹っ飛んださっちゃんさん

『久しぶりに会ったと思ったらいきなり跳び蹴り?…なによ、興奮するじゃないのよォォォ!』
頭から血を流しながら悶絶して万事屋をあとにした彼女

…あの人、もしかしてアブナイ人ですか

『大丈夫か?エリカちゃん』
銀さんに支えられ立ち上がる

今のひと悶着で部屋はめちゃくちゃだ

『今の人、何?銀さんの彼女?』
『違ーよ、只のストーカーだって』

なるほど
どおりでちょっとおかしな感じがしたもんね

『ん…、何アルか〜煩くて眠れないネ』
振り返ると目を擦りながら床に転がるリンゴをかじる神楽ちゃん

『あ〜!ダメダメそんなの食べないで!新しいの剥いてあげるから』

新しいく剥かれたリンゴをシャリシャリ頬張る神楽ちゃんと銀さん

『おいしーアル、もっと食べたいアル』
『一人で丸々一個食えば十分だろーが!残ってんのこっちよこせよ』
食べ物を取り合って喧嘩する二人はまるで兄弟

『神楽ちゃんそれ食べたら熱計ろうか、だいぶ顔色いい感じ』
手のひらで神楽ちゃんのおでこに触れてみたけどだいぶ熱は引いているようだ

『なんかエリカってマミーみたいネ!ずっとここに居るといいアル、わたしのマミーになるヨロシ』

いつもより甘えん坊な神楽ちゃんがかわいく抱きついてきた

んー、でも微妙かな
マミーよりお姉ちゃんの方が良かったりして…

でも甘えん坊な神楽ちゃん、かわいすぎなんですけど

『エリカちゃんがマミーならパピーは銀さんで決まりだな』

『あれ?そういや銀さんなんで居るの?』

『あれ、サラッと流されたよコレ。忘れ物取りに来たんだけど…依頼のこと忘れてたわ』


依頼主サンとの待ち合わせ場所では…

『忘れ物取りに行くのにどんだけ時間かかってんだァァァ』
激怒する新八くん




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