校則を破らせないでください
※(3Z設定)
『そこの女子、止まりなせェ』
いつもとそう変わらない 爽やかな朝の8時
銀魂高校の校門で
クラスメートの風紀委員に呼び止められた
『おはよう、沖田くん。こんなとこで何してんの?』
愛用のふざけたアイマスクを額に装着したままの沖田くんは校門にもたれ掛かったまま手招きしてあたしを呼んだ
『見てわかんねぇのかィ』
『…さぁ』
『風紀委員の朝のお仕事、校則違反者の取締りでィ』
回りを見渡せば近藤くんや土方くんも取り締まっている最中で、桂くんと何やら揉めている様子
お役目を全うしてるのはわかったけど…
『あたし、校則破ってないとおもうけど…?』
多少はスカートの丈短くしてるけど…メイクだってかなりナチュラルよ?
『おー、おー、反抗期かィ?生意気なこと言うじゃねぇか』 そしてビシッとあたしのスカートの裾を指差した
『その丈はどうゆう事かねィ』
『いや、こんなのフツーだよ?もっと短くしてる子居るじゃん!』
『口答えするんじゃねェや、さっさと短くしろィ!あと10センチはいけるダローが』
『………は?』
あたしの聞き間違い…?
『そんな丈じゃあ階段の下からもパンツ覗けねぇだろーが』
『ハァ!?何言ってんの!真面目に仕事しろ!!』
『俺ァいつだってクソ真面目だぜ』
この人変! 前から思ってたけど絶対変!
『校則破らせようとしてる風紀委員のどこが真面目よ!』
『うるせーなァ、俺がルールなんでィさっさと短くしろィ』
黙って俺に従いな
『きゃああああッ!何すんのよッ!』
『このドS野郎!てめェはセクハラで退学するヨロシ!』 無理矢理スカートを短くさせられそうになった所に沖田くんの天敵、救世主神楽ちゃん!
『うるせー、テメーのスカートの中なんて興味ねェよ!桃源郷はエリカのスカートの中だけでィ』
な、何それ… あたしのスカートの中って何なのよォォ!!?
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