「い、いやだ…これでテニス部だった人達が数年後“あの寝間着写真部”って笑うんだ…。“あぁあの寝間着でステージあがった人(笑)”って……うぅ、あんまりだ…」


「あ、あの…大丈夫ですか…?」


「はっ、え、ごめんなさい」



私が部屋にたどり着けず、うろうろとさ迷っていたら赤いジャージの…あ、六角中の皆さんが声をかけてくれた。
とっさに謝ってしまった。背の高い人がじっと見てきたのでつい謝ってしまったのだ。また何かやらかしていただろうか。



「……くまってるくま。ぷっ」


「つまんねー!」


「ナイスセンスですww」



とんだギャグをかまされてもう笑うしかなかった。つまらない、と殴られていたが私は笑ってしまった。笑うしかなかったからである。
鼻息の荒い人になんで寝間着なのね、と聞かれた。
どうしよう正直に言っていいんだろうか



「女の子にそんなこと聞いちゃダメだよ」



イケメンェ…
どの学校にも必ず一人はいるイケメンきたこれ…。あ、立海で言うと誰だ……詐欺師に皇帝に神の子に切原君か…立海にはいないな。



「立海の部屋は六角の反対側ですよっ!」




まじでか