「痛、」


「すま……何や財前か邪魔すな死なすどボケェ!」


「は?ぶつかってきたんそっちやないですか何やねん」



CDショップ行った帰りに小道具つけたままのユウジ先輩がぶつかって来た。ぶつかってきたんが俺やわかると凄んできた。謙也先輩より前見て歩いとらんのが悪いんやんけ。



「おいお前名前見……なんもない、」


「待てや今名前て言いはりました?」


「聞き間違いやろ名前とか言うてへんわお前耳腐ったやろ。おい離せ触んな死なすど」


「小道具つけっぱっすわ」


「…………わざとじゃボケ」


「名前が何ですか早よ吐けや」


「それ名前ちゃう空耳アワーや、ホンマは飛び魚言うたんや」


「無茶にも程があるわ名前と飛び魚一緒にすんな」


「何や飛び魚羽ついとんのやぞ名前とはちゃうわええ加減離せ!」



腕掴んで聞き出そうとしたら思いっきり振り払われた。は?なんなんこの人。あんた名前の保護者面しとるけどやること言うたら首絞めるくらいやろ。一個歳くうてるから何やねん。ホンマムカつくわ。

言い返そうとしたら部長が走ってきてユウジ先輩とぶつかった。何してんねん先輩ら



「痛…っ、てユウジ何してんねん!名前ちゃん向こうにはおらんかったで!早よ見付けな不味いんちゃうんか!何呑気に休憩してんねん!ほら財前も向こうさが………何で財前おるん」


「…………ドアホが」





 
とりあえずあんたら後で覚えとけ