連休に入る。私は駅で部長と部長のお母さんを待つ。……うーん…大阪は二年振りか…。



「名前ちゃん!まー私服も可愛いわねー!」


「わー若い。ありがとうございます。今日から三日間お願いします」


「わー若いって名前ww」


「つい…すみません」


「そういやユウジ君達に連絡したのか?」


「あ、してないや」


「あ、怒られるー」


「部長が知らせなきゃいいんですよ」


「あ、ごっめーん送信しちゃった☆」


「ちょ、だ、誰にですか」


「そりゃあもちろん」


「ユウジ先輩か!」


「小石川君」


「ちょっww笑っちゃったじゃないですか!まぁ小石川先輩ならいいです。ていうかアドレス交換してたんですね」


「小石川君とは何気げに気が合うんだよ俺」


「へー…意外です」


「ほら二人共電車乗るわよー。ジェット待たせてるんだから〜」


「え、電車?ジェット?」


「あ、いい忘れてた。プライベートジェット飛ばすから」
「どうしたらそんなこといい忘れるんですかwなんでそんなん飛ばすんですか!」


「快適だろ。年に一度の贅沢だ。俺の自転車を買わずに節約したから許せって」


「節約する場所間違えてるww」



こうして超贅沢な移動手段で大阪までひとっとびなわけだ。