「ユウジ、名前ちゃん俺が番号聞いたら郵便番号教えてきたんやけど」


「良かったやんけ」


「アドレス知っとるやろ」


「俺とあいつの連絡手段テレパシーやねん」


「今まさにメール来とるやん名前ちゃんから」


「これ名前ちゃうわ、名前を名乗った誰かや」


「なんでそんな拒絶されんのかわからんのやけど」


「白石こそ名前の郵便番号やなくて立海のマネの住所調べて夜這いでも何でもしてこいや」


「……ユウジ、愛美がこれからどうするとか気にならへん?」


「ならん。」


「名前ちゃんまた怪我するかもしれんで。」


「あんなへなちょこに名前がやられるか。万が一にもそんなんあったらこっちに帰らしたるからええねん」


「なぁ…気になってたんやけど名前ちゃん関西出身なんやろ?親の転勤か何かで立海行ったん?」


「…………ウザいで白石。名前名前ウザいわ。お前が将来誓いあっとんのは立海マネやろが。あいつに絡むなや。お前があいつになんかしよる気ぃなら俺がいてもーたるわ」



あー…怒らしてしもた。
ユウジわかりやすすぎやろ。財前も相当やけどユウジもユウジやで。
本人の前じゃ首しめたりきしょいきしょい言うくせに…ホンマ素直やないんやから…



「なんかしよーとかやないんや。純粋に気になってん」


「もう関わらんのやから気にしなや」



そないなこと言われたら余計な気になるやんか。