「パーティー?」


「なんか夜やるらしい。で、その様子撮れって」


「パーティーって…流石跡部先輩ですね」


「赤ワインのふりしたトマトジュースとか飲ませたい」


「ぜひ実行してくださいww」



一番平和な青学でのんびりとしてたら氷帝のほうから部長がかえってきた。パーティーって…いや、あえて何も言うまい。流石跡部先輩だ。


「パーティーは正装だってよ。」


「正装をしたテニス部はホストにしか見えないでしょうね」


「絶対同い年に見られたくねーわ」


「絶対見えないから安心して下さい」


「財前君は変わらずイケメンだろうな」


「でしょうね。財前君超撮ろう」


「エクスタシーさんは」


「木原先輩との2ショット狙います」


「任せろ」


 

部長は木原先輩とエクスタシーさんをくっつけるのに意欲的だ。理由を聞いたら面白そうだから、らしい。やはり部長は話がわかる。



「お、居った。名前ちゃんと部長さんどうせ昼抜けるやろ?一緒に抜けさしてもろてええ?」


「どうしたんですか忍足様、跡部先輩と喧嘩したんですか」


「仲良くしなきゃダメだぞ?」


「なんでそうなったんかよう分からん。喧嘩ちゃうわ。立海マネージャーさんが昼は氷帝で食べる言うからやで」


「あぁ…成る程」


「それなら仕方ない」



納得してお昼に入口の前で待ち合わせをして忍足様は練習に戻った。そして氷帝の方を眺めると木原先輩がいた。今は氷帝なのか。忍足様はなんか話しかけられても無言で目に光がなくなっている。なんだあれは。



「心を閉ざすことが出来るんだって。跡部さん情報によれば」


「え、人に冷たくするってことですか」


「プレイに関係あんじゃね?」


「木原先輩には冷たくなりましたよね」


「や、前からあんなもんだろ。」


「前は返事はしてましたよ」


「そういやさ、俺思うんだけど忍足ってさ……昔は純粋だったんだろうな」


「部長それ結構失礼ww」


「仁王も昔は…いやあれは生まれつきか」


「それもそれで酷いなww」

こうして午前中は誰が純粋で誰が純粋じゃないかの話になった。青学は見事に不二先輩以外が純粋という結果だった。そして不二先輩は純粋っつーか準純粋くらいにはしていんじゃね?ってことになり純粋な中学として青学が選ばれた。
私達は一体何をしてるんだ。