「……ユ、ユウジ」


「何や」


「名前ちゃんさっきからパセリしか食うとらんねん…俺がパセリすすめたからやけど…、どないしよ…」


「………」



小石川先輩がパセリ食うと落ち着くで、と言ったからしばらくパセリ食べてたら小石川先輩が焦り出した。だって落ち着かないどうしようパセリ。
ちゃんとバランス良く食べなさいって注意された。



「口の中がやばいパセリ」


「パセリ食うの小石川以外に初めて見たわ」


「れっつパセリ」



どうしよう…落ち着かない。
落ち着かない…、小春ちゃんに抱きつこうもんならユウジ先輩が叩いてくるだろう。そんなん本末転倒というやつである。ユウジ先輩がいないとこで…やればいいのか。あ、そうか



「密室に連れ込めばいいのか!」


「何を危ないことを…ユウジ何したんやホンマに……」


「名前の発言が危ないんは元からやから俺のせいとちゃうわ」


「小春ちゃぁあん!後で密室で二人っきりで抱き合わせてくださ…っふぶご!」


「あら、名前ちゃんたら大胆なんやから〜」



大声で小春ちゃんに約束取り付けようとしたらユウジ先輩に肉投げられた。見事に口でキャッチしたら周りから小さく拍手があがった。いやこれコントじゃないんだけど…。
ユウジ先輩は当然ながら食べ物投げたらあかんやろ、とエクスタシーに怒られていた。
私も危ない発言を注意された。


お昼はパセリしか喉を通らず、午後の練習に入る前に立海の方々から「名字では体力不足」とのことで手伝いはいらないと言われた。
むしろ立海の練習についていける女子が見てみたい。