「千石、もうすぐ就寝時間だ。そいつをいつまでも連れ回すなよ」


「わかってますよーだ」



結構説教された。
別にいいじゃないか…自由じゃないか…好きな娘聞いたって別にいいじゃないか…!



「名前ちゃんその眼鏡俺のやんな」


「忍足様がコスプレ好きという風の噂を聞いたので」


「特に好きちゃうけど白衣はアリやな」


「寒気したんで眼鏡と白衣あげますよ」


「白衣とか俺がやってもかっこええだけやん」


「ノーコメントで」


「にしても眼鏡に白衣にミニスカは破壊力あるわ」


「これがユウジ先輩仕込みの私の実力です。どや」


「どやって言いながらどや顔はあかんで」


「あー忍足様見たらテンションがあらぬ方向行きました」


「俺のせいにするんやめや」



忍足様に眼鏡返してたら千石先輩に物珍しそうに見られた。
まぁ確かに忍足様との会話は端から見たらちょっとあれかもしれない。
そんな風に思っていたら千石先輩は忍足様に向かってニッコリと笑った。

「なんで様付けなの?」



やっぱりそこか