「立海は結構普通な好みだったねー」


「真田先輩以外ですけどね」


「いやー案外シャイだよね!あれは既に好きな子がいると見た!」


「マジっすか全力で探ります」


「よーしじゃあ次行こっか!」


「がってんだ!」



やべぇ超楽しい。
千石先輩好きだ、なにこのノリ超楽しい。
このままのハイテンションで名古屋聖徳の部屋に乗り込んだら首を傾げられた。あ、英語か。英語で言わないとあれか。

あちゃーとかやってる千石先輩の横でない頭を捻る。



「A girl's favorite type?」


「えっ名前ちゃん英語いけんの!?」


「教科書の例文にこんなんあったなって…」



つたない英語でなんとか聞き出した女の子のタイプ。
…慎ましやかな大和撫子。


「「わー外人っぽい!」」



松苗先輩なんかモロじゃね?
モロ大和撫子じゃね?
うわぁやべぇなにこれ超テンション上がるww
このテンションを守ったまま名古屋聖徳から出て次に行こうとしたら風呂あがりの氷帝ご一行がいらっしゃった。千石先輩と同じテンションで「「皆の好きな娘突撃インタビュー!」」とマイクみたいにしたタオルを跡部先輩に突き付けた。




怒られた。