午後の練習が終わったので助手っぽい感じ(白衣+眼鏡+それらしい衣装)でいざ出陣。
………いやぁ、関西の血って怖いわ。



「えっ、名前ちゃんどうしたの」


「いやぁ笑ってもらえるかと思って」


「あっはは、よくそんなの持ってたね〜」


「眼鏡は忍足様から拝借しました」


「え、無許可で?」


「心の中でもらいました」



千石先輩はお風呂で忍足君が眼鏡探してたよ、と笑った。後でこっそりかえそう。



「で、何の助手ですか」


「ふっふ〜!…皆の女の子の好みを突撃インタビューしちゃおっかなって思ってさ!」


「千石先輩マジ素敵っす」


「やっぱこれが合宿の醍醐味だよね〜!どの学校から行く!?」


「うっわめっちゃ楽しい!どこから行きます?端っこから順番に行きますか?」



どこ行くどこ行く〜?みたいなノリで二人で盛り上がって中学生らしくキャッキャッしてたら通りかかった比嘉中のセクシー肩の部長さんに生ゴミを見る目で見られた。……そのまま彼は部屋へと消えた。

「……比嘉中は…最後にしよっか…」


「そうですね…、ちょっと……ツンデレ激しいらしいし…」



悲しくなった。