小春ちゃんを探していたら小春ちゃんならぬオサムちゃんを発見してしまった。さきいかとかちーたらとか酒のつまみを片手にフラフラしていたので声をかけたらこれからデカイスクリーン借りて大人のビデオを見るとか。超テンションあがって一緒に見ることにした。

そしていざ見てみるとジャックが出てきた。…なんだ大人のビデオって24か…。いやらしい想像をして損をした。



「名前ちゃーん、甘酒やったら飲めるんやないか?」


「酒臭くなったらユウジ先輩に嫌われるから遠慮します」



未成年に甘酒とはいえ飲酒をすすめるとは…なんなんだこの人。とりあえずさきいかを大量に口に含んでもごもごしてた。笑われた。さきいかを全部食ってやった。その時に横にあるDVDがチラリと見えてしまった。




「大人のビデオって24だけですか?」


「、そうやでー、こういうのはまだ青少年達には難しいからな〜」


「………24の横にあるやつ見せてください。パッケージだけでいいですから。」


「これはアカン、名前ちゃんもう風呂入って寝ときや。明日寝坊すんでー」


「いいじゃないですか、私だってアダルティな大人のビデオに興味あるんです」


「これは男のバイブルやから、な」


「私実は中身がおっさんなんです」


「ホンマに?」


「んなわけないでしょう」


「嘘かどうかわからへんわ」


「じゃあ早く見ましょうよ、女子だってそういうのに興味があるんです」


「キャー!なんやのこの子ー!エッチー!」


「ふはははっよいではないかよいではないか!」


「やめてー!」


「ほうら今ちらっと見えたぞーっ観念……」


「キャー…って、」



オサムちゃんが必死に隠すアダルティなビデオを見ようと襲いかかったらジタバタと暴れるのでついノリで悪ふざけをしていたらドアの所に監督さん方がいた。私がオサムちゃんを襲っているような光景を目撃されたのだ。



私は厳重注意を受けた。