「宍戸先輩Tシャツ洗うんで貸してくださ……うらぁああ!」


「うわぁあすみません!」







 

「宍戸先輩タオル持ってき…うおらぁあ!」


「す、すみません名字さんっ!」






 

「宍戸先ぱ……だぁっらぁぁあ!」


「か…!返したッ!?」



宍戸先輩に話し掛ける度鳳君の攻撃(サーブ)を受けた。何度もラケットを弾かれた。手首痛めたんじゃねーかこれ。
なんとか十数回目で返すことに成功。密かにガッツポーズをした。 跡部先輩に怒られた。返すな避けろって。

くっ…なぜ手首を痛める前にいってくれないんだ。痛いぞ地味に。


その後は鳳君のサーブに気を付けながら過ごした。




「ねー、君って超面白いよねー!」


「はっ、え、なんですか」


「あのサーブ返しちゃうし跡部マジ激似だCー!」


「え、あぁ…ありがとうございます」


「超変な子だし!」


「変?褒め言葉だぜ、なぁ樺地」


「……ウス」


「おもしれー!」


「おいジロー!ストレッチもういいだろ、早くしろよー!」


「向日先輩が不憫です行って下さい。」


「うーん…、じゃあまた後で跡部やってね!」


「え、流石に本人の前ではやらな……」



話かけられて変呼ばわりされてあげくのはてにシカトか