「………どうしたの、オーラが凄いわよ」


「…松苗先輩…」



私がなんとか部屋に辿り着いてジャージに着替えて体育座りで落ち込んでいたら松苗先輩が部屋に来た。
あれは落ち込む。あれはきつい。
わざとじゃないのにわざとって言われたし、恐れていた事が数年後じゃなく数分後に起きた。もう立ち直れない。



「ほら、可愛い寝間着姿から着替えたのだから食堂に向かいましょう?」


「……寝間着って…。寝間着って…。」


「気にすることはないわ。」


「寝間着の子って…寝間着の子って…」


「……………ペアルック、似合っていたわよ」




部長が寝間着だったのを恨んだ。