「各学校ごとにサポートする奴を連れてきているはずだ」



真田先輩による公開羞恥プレイが終わったら合宿の前になんか監督代表の人とかが挨拶とかして再び跡部先輩が合宿の概要やらなんやらを説明してた。



「各学校の部長と一緒に前に出て挨拶の一つでもしてもらおうか」


跡部先輩のその言葉で前の方にいた方々がステージにあがっていく。 あ。



「部長、木原先輩と縁あるんじゃないですか。もう再会出来ましたよ」


「俺はしたくなかったよ」


「私もです」



青学の手塚先輩と前に出た木原先輩はテニスをやる女子のような格好(女子テニス部のユニフォームみたいな格好)をしていた。ジャージでええやんけ、と頭の中で突っ込んだ。仁王先輩の予想当たったな…。
手塚先輩は何とも厳格な挨拶をした。木原先輩は立海の方をチラチラ見て怯えたようにしながら挨拶してた。仁王先輩の言ってた話はマジらしい。

氷帝のお手伝いさんは男の人で、軽く足を捻ってしまった部員の方らしい。休ませてやれよ。

立海は幸村先輩と松苗先輩が普通に挨拶してた。あんま面白くなかった。ただ松苗先輩は木原先輩を睨んでた。結構ガチで睨んでて怖くてチビるかと思った。

あと結構普通だったんだが沖縄の中学の人が凄かった。いや、部長さんの肩のセクシーさも凄かったがマネージャーさんが凄かった。美形な双子だった。美形だった。女の子だったけど美形だった。あと挨拶の仕方が松苗先輩となんか似てた。

ぼーっと人間観察をしてたらエクスタシーさんが一人ぼっちだった。え、何してんのあの人




「白石、臨時でもいいからマネージャーをとれと言っただろう、どうした」


「それがなーうちには筋金入りの女嫌いが居って決まらへんかったんや」


「マネージャー=女って偏見ですよね部長」


「だよな」



ステージでの会話に突っ込みを入れながら眺めていたらエクスタシーがこっち向いた。目が合った。は。こっち来んな。こっち来んな



「こっち来んな」


「跡部君、名前ちゃん借りてええ?」


「ぐおおお!毒が!毒が回るぅうう!」



何を血迷ったのか彼は私に近づいてきて腕を掴んでにっこりと跡部先輩に許可を申し出たのだ。掴まれた腕をじたばたさせたが離してくれない。




「写真部も紹介するつもりだ、二人共ステージにあがれ」



え、スルーか跡部先輩