私は低血圧な方ではない、と思う。
だがたこやきパーティーやった次の日……休みの日の朝っぱらからインターホンを連打されたらさすがに頭にくる。布団からもぞもぞ動いて水を飲んで声を調節。よし。



「朝っぱらからじゃっかあしんじゃボケェ!」


「………………」



「え…」



勢いよく扉をあけてユウジ先輩の物真似。大概これで逃げていく。が、目の前には跡部先輩。跡部先輩。は?跡部先輩?



「……遅いお目覚めだな」


「…おはようございます」



何挨拶してんだ私。

なにこれどうした。え、ちょ、何で跡部先輩。



「名字、直ぐに準備しろ。」


「な、は?え、いや、なんのですか」


「下着くらいでいい、服はこっちのものを貸し出させる」


「跡部先輩ちょっと落ち着いて下さい、何を血迷われているんですか」


「あぁん?お前何も聞いてねぇのか」


「ちょっと理解の範疇こえた、部長助けて」


「呼んだか名前」


「何でいるんですか寝癖すごい」


「俺もわけわからず連れてこられた」


「わけもわからずついてきちゃダメでしょうww」


「さっさと準備しろ」


「いやだから何事ww」



跡部先輩には突っ込みが効かないんだが