「ユウジ先輩」


「何や」


「名前のこと保護者なんか好きなんかはっきりして下さい」



このセリフに俺はスポドリ吐いた。銀さんに叱られてしもうた。けどこれはしゃあない。財前は誰もあえて突っ込まんことを無表情で突っ込みよった。



「…何でお前にそないなこと言われなあかんのや」


「保護者気取りやったら別にどうでもええですけど、挨拶くらいしたろかなって」


「挨拶?なんやそれ」


「娘さんもらいました、て」


「お前ふざけんのも大概にせぇよ」


「そーいうことなんで、はっきりしてくださいね」




そう言って部室出てった財前。うわこれどないしよ、ちゅーかこれなんなん?
謙也は勝手に両想いとか思ってるし財前はマジやしユウジは保護者かどっちかフラフラしとるし。





……あ、あかん
俺相手にされてへん。