「部長、立海と青学とルドルフと…名古屋と四天宝寺って聞いて何思い浮かべます?」


「…ユウジ君と小春ちゃん?」


「ですよねー」


「それよか聞いて、丸井ついに木原に怒った」


「え、なんですかそれ」


「なんかあいつ今日日直だったんだけど全然仕事しなくてよ、それ女子が注意したら逆ギレしてんの。それを丸井がそりゃねーだろって言ったんだよ」


「怒ったんですかそれ。めっちゃ優しいな」


「惚れてるからしょうがないんじゃね?」


「あぁ…なるほど」


「そしたら木原超キレて早退してた」


「マジですか」


「おうよ。」


「うわぁ…なんか、あれですね…木原先輩は恋愛に生きてるんですね」


「あー、確かに…」


「…………私とは、真逆ですね」


「……似てたら嫌だって」




なんとなく、忍足様に言われたことを思い出してしまった。
あの野郎地味に傷付くこといいやがって。

木原先輩みたいに恋愛に………ん?
木原先輩全員の前で複数股してたじゃん。……あれは公言してるからいいのか。




「名前」


「はい?」


「エクスタシーからメールでなんか呼ばれた気がしたってさ」


「あんたじゃねーよ…というより部長エクスタシーさんのアドレス知ってるんですね」


「まぁな。あ、やべエクスタシーで登録してたら名前忘れた」


「え、私もエクスタシーしか覚えてないから名前わかんないですよ」


「まぁいいか別に……そんな関わんねーし」


「ですよね」


「あんたじゃねーよ自意識過剰なんじゃね(笑)by名前っと…そうしーん」


「自意識過剰なんじゃね(笑)は私言ってないですよ」


「でも思ったろ」


「否定はしない」


「だろうなww」



 

だって、エクスタシーの印象強すぎて名前忘れるじゃん