「……じゃあ半から試合を始めるけど、…愛美はジャージに着替えて、あと」


「ごめんっ今日これしかないの…、でも問題ないよね!」


「………全く、場違いなのを自覚なさい」



部室にて、木原先輩大暴走である。
あぁもう早く来てよ忍足様…。やだよこの混沌とした場所にいるの…。

二人の言い争いが激化して真田先輩が怒鳴り始めた時に部室のドアが開いた。




「ごめんなぁ、邪魔するわ」


「……忍足か…、何だい?今ちょっととり込んでるんだけどね」


「いやな、立海って三人もお手伝いおるやん?」


「……それが何かな」


「俺らの方に一人貸してくれん?なんや立海の子に一緒に世話になるより完全に分けてしもた方がマネージャーさん方も楽やん」


「それいいねっ私は賛成だよ!それに私がいけば氷帝も…」


「あぁ君とちゃうんやけど」


「忍足様言い方に気を付けて下さい。」


「せやった。そっちのお嬢さん方は立海のマネージャーさんなんやろ、俺らは余ったお手伝いの名前ちゃん借りるわ」


「じゃあ余ったんで行きますね、あーぁ何で木原先輩が氷帝に来ないのかって怒られソウダナーイキタクナイナー」


「ホンマ名前ちゃんでガッカリヤワー」



立海からいくつか殺気が感じ取れたがスルーした。
こうして私は立海から氷帝のお手伝いに行ったのだ。あの二人に挟まれるのは勘弁願いたいからなぁ…。