、 切原君のせいでテニスコートの端っこに正座させられている。くそ痛い…。その様子を見て肩を震わせている幸村先輩はもう気にしないことにした。 足痺れてきたなーと思ってたら氷帝の方々がいらっしゃった。 木原先輩と松苗先輩もいる。木原先輩ミニスカだ。一体どうした。相も変わらず二人が言い争っている。 挨拶が終わり木原先輩が立海の方に来た。忍足様が真面目な顔をしてこっちへ来た。 「名前ちゃん…膝枕って男の夢やと思うんやけど」 「明日のデートチャラなら頭のせていいですよ」 「究極の選択やな…」 「さっき木原先輩と一緒に来てましたね」 「来る途中に遅刻した言うて偶然会ったんや。わざとやろうけど」 「はー…八時半集合で十時に来るって凄いわ」 「にしても立海はいつから人間ビックリ箱んなったん?あの黒髪お嬢さんごっつ怖いんやけど」 「松苗先輩が怖い?どうかしたんですか」 「校門前におったんやけどな…顔合わせるなり二人で言い争い始めてん。それを宍戸達が止めたら“氷帝学園も落ちたものね、ガッカリだわ”とか言ってな…」 「うわぁ…」 「さすがに跡部が言い返したんやけどその跡部のセリフも聞かず歩き出してまうから跡部機嫌悪いねん」 「でしょうねー…、あ、じゃあ立海の部室にいるので頃合いを見てお願いします」 「了解。」 真田先輩が呼びに来たので忍足様を追い払って立ち上がった。足が痺れて真田先輩にロケット頭突きをかましてしまったが白刃取りのように頭を掴まれた。幸村先輩にまたつぼったらしく爆笑された。今のは不可抗力である。 あとは大人しく忍足様を待つことにする |