帰って夕飯食べ終わってから幸村先輩怖かったなぁと思ってたら今更気付いた。練習試合…だと…?

氷帝と練習試合、てことは…うんそうしよう。善は急げってことで携帯の通話ボタンを押した。









 
『珍しいっちゅーか初めてやんなぁ、名前ちゃんが俺に電話してくんのなんて』


「用もないのにかけませんよ。今時間大丈夫ですか?ちょっとお願いがあるんですけど…」




かくかくしかじか…みたいな感じで簡単に説明した。お願いの内容も。




『ええで。』


「さすが忍足様」


『ただし次の日一日デートしてくれたら、やけど』


「……えー忍足様の女の子に刺されたくないです」


『そんな子居らんから安心しぃや。』


「…じゃあいいですよ」


『あとスカートはミニでロングブーツはあかんで』


「………」



こいつ彼女出来ねーだろうなぁ…と失礼なことを考えてしまった。