、 「名前…お前も切原になつかれたから大変だとは思うけどよ……」 「部長…」 「激化するあの二人に挟まれた俺よりマシだぞ…」 「ごめんなさい大丈夫ですか」 「王子のキスで目覚めます」 「幸村先輩呼んできましょうか」 「俺あいつ好きくない、やだ名前がいい」 「残念ながら性転換をするつもりはないので王子にはなりかねます」 「俺が女の子になっても?」 「ちょっと部長本当に大丈夫ですかww」 部長の発言が危ないww つい笑ってしまったが本当に嫌ならしく、相当滅入っている。可哀想に。 「名前、なんなら読者サービスに抱き締めてくれてもいんだぜ」 「私最上級に大切な人じゃないと自分から抱きつきません。ちなみに今の最大級は小春ちゃんとユウジ先輩と財前君くらいかな」 「うわ傷付いた」 「部長は最大級に頼っちゃう優しい人、なんで…別にそれで癒されるって確証があるなら抱きつきますよ」 「可愛いやつめ。まぁいいわ、そんかわし愚痴らして」 「待ってました」 「あいつらマジでありえねーよ。何がありえないって木原は木原で自分が仕事出来ないから松苗を入れたのに松苗が邪魔だの役立たずだの言い出すし松苗はそれを溜め息ついて流すだけだし」 「うわー想像つく…」 「丸井が一回止めに入ったんだけどよ」 「勇者がいた」 「木原に丸井が泣きつかれてたら松苗が丸井に痛い発言してよ…目を醒まさないと後々後悔するわよ、的なこと言って」 「あー…」 「それが原因でまた木原と松苗が丸井に関して言い争い始めて」 「嫌なエンドレスですね」 「あれから丸井は二度と止めに入らなくなった」 「そりゃそうだ」 「仁王は我関せずみたいな顔してやがるし…もうやだ両耳が痛い」 「可哀想に」 「早く席替えしたい…」 深い溜め息をつく部長には悪いことをした。でもまぁ木原先輩が素直にマネージャー業できないのを認めるわけないか…。予想ついたけど… |