「すみませんでした。跡部先輩がカ、ぶふっ、か、カッコヨスギテタオレマシタ」


「仕方ねぇ雌猫だな」



私が噴き出しながら謝ると鼻をならして許してくれた跡部先輩。
周りの皆は私が噴き出したりしたのを気付いているらしい。苦笑している。



「はずかCー…」


「言うなジロー」


「それで、これが写真になります。もう帰っていいですか」


「どれ」



私が写真を渡すとそれをまじまじと眺める跡部先輩。そして後ろにスタンバっていた人に写真を渡した。


「お前、この後他の部活を撮りに行く予定は?」


「え?ちょ、ちょっと待って下さい。うちの部長じゃないと予定わかんなくて…うちの部長知りませんか?」


「食堂でケーキを食ってる」


「……」


 
とりあえずケーキ奪って食うことにする。