「名前、あれは酷いww」


「だって適当にいって間違えたら失礼じゃないですか。それに接点ないのに名前覚えられてたら逆に怖いですよ」


「なぁワイわかるー?」


「遠山君」


「俺はわかる…やんな…?」


「小石川先輩。石田先輩に謙也先輩、あと千歳先輩。言うまでもない三人」



「ど、どないしよ…ちょっと、あれやわ…、と、トイレ行ってくる…」


「嘘、嘘です、白石先輩。もうエクスタシーっていいません。」



片手で顔を覆って軽く震えながらトイレとかいうから服掴んで謝った。
まぁ忘れたっていうか皆白石白石いうからわかってたけど。



「………名前ちゃん、それ名字やんな。」


「………………くらりん?」


「白石お前ずいぶん可愛らしゅうなったなww」


「かわええーな蔵リンww」



どうやら間違えたらしい。
小春ちゃんがそう呼んでたのでつい…これは仕方ない。







「…あ…アリや…!名前ちゃん今のもっかい…!」


「部長、部長ママ。早く行きましょう」