「奇数で二人組作ると桑原先輩が余っ、るぅ!」


「ふっく、く…か、可哀想なこと言うたるなや!」


「新入生が真田先輩を思いっきり先生って呼んで怒られて、た!ちょっと涙目だっ…た!」


「やからさっきから可哀想やねん!」


「……だったらッ」


「な、なんや…!?雰囲気が…!?」


「心を…閉ざす…」


「ぶっは!」



小道具の眼鏡かけて死んだ目して忍足様の真似をした。
2ポイント目ゲット。

四天宝寺の方々にもウケてるが一番爆笑してるのは部長だ。

よしこのモノマネシリーズはいける。



「な、なんで名前ちゃんそんなモノマネのレベル高いん……?」


「伊達にユウジ先輩に付きまとってませんよ。駆け落ち準備して下さいね」



にやり、と笑うとエクスタシーさんの顔がひきつった。
これはエクスタシーさんが駆け落ちする日も近いな。




「白石ホンマに負けるで!笑かされてどないすんねん!」


「いや、笑てしまうんもあるんやけどな…あの子、俺が回転つけたらその後やり返してくんねん…。試合ん中で俺の動き見てマスターしてってんのやで、驚いたわ…」


「駆け落ち頑張って下さい部長」


「名前ー真田やってww」


「たりゅんどる!」


「なんで真田だけヘッタクソなのww噛んでるしww」


「名前ちゃんユウ君やってぇー☆」


「小春ぅーッ!」


「似てへんわボケ!」


「じゃあ白石もいけるとね?」


「それは生理的に無茶」


「じゃあコシマエやってやー!」


「…ま、いいけど。」


「似とる…!くっそ…、無駄に技術吸収しよってからに…!教えるんやなかった…!」




初めてユウジ先輩に認められた気がした。