「なんですか私達観光いくんです」


「つれへんこと言わんといてや。」


「木原先輩へのプレゼントなら預かりますよ」


「そんなんとちゃうし」


「じゃあトドメ刺していんですか」


「せやなぁ…名前ちゃんが後処理してくれんならええで。精神的にも肉体的にも」


「きっしょぉおうぇええ!なに!?なにこの人!?出たらアカンもん出してもうたわ!石田先輩の打球顔面に受けたらええのに!」


「名前ちゃんてあれやんな、わっかりにくいけどむっちゃ優しいツンデレ。ハマるとやばいわ」


「…………エクスタシーさんのサブいセリフで冷静になれました。もう突っかかりませんから元の爽やかイケメン(笑)に戻ってください。」


「なんや照れるやん、爽やかイケメンとか言われたら」


「顔が財前君になっても受け付けないわこの人」


「照れんでもええて」


「じゃあ勝負しませんか聖書(笑)」


「勝負?…オモロイなぁ、条件は?」


「私が勝ったら木原先輩のご両親に娘さんを僕に下さいって仁王立ちで宣言して一緒に駆け落ちして日本から出てって下さい。私が負けたら小春ちゃんに抱き付いていいですよ一秒だけ。」


「そんな勝負誰が受けるん」


「この勝負賛成の人この指とまれー!」


「白石幸せになりや」
「駆け落ちって一緒に旅行行くことやろー?ワイもいきたい〜!」
「日本から出てって下さい」
「蔵リンがんばってな〜☆」
「おい名前絶対勝てや」
「勝負ごとから逃げるのはあきまへん」
「それが平和の為やねん白石。」
「面白そうだから便乗すると」


「母さん名前があの人倒すって」
「二人共頑張ってね〜」




「そういうことなんで」


「俺に優しい人が誰一人おらんのやけど」