「名前、お泊まりとかお父さん聞いてない」


「お母さんも聞いてないわ〜」


「それだと二人が夫婦になりますよ」


「見えなくもないだろ」


「部長笑えない」


「そこは否定してくんないと困る」



ストテニやってる皆の横で部長達と合流した。財前君から連絡入ってたから大丈夫だったらしい。
謝ってお礼を言った。部長のお母さんはテニスをたしなんでいたらしく、今の中学生は凄いわ〜なんて言っていた。




「…あ、えっとすみません、ちょっと野暮用片してきます」


「名前ストーップ」


「えっあ、はい」


「心配しました」


「ご、ごめんなさい」


「俺別に名前が言いたくないことは聞かないけど、心配はするから。そこは覚えときなさい。」


「………ありがとうございます。いつか一緒にネタにして笑いましょうね」


「待つのは得意なんだよ」


「部長って……」


「寝癖もないぜ」


「いい人なのに彼女いないんですね」


「傷付いたww」


「すみませんww」