財前君からベットを叩きながら寂しくなったら入ってきてええで、という言葉をもらって布団に入った。小春ちゃんなら入ったかもしれない。
電気消しておやすみーっていって布団を被った。

そのまま数分、無言が続いた。


……あれ、私何してんだろう。
部長と部長のお母さんの案内役任されて、小春ちゃんとユウジ先輩にウザいとかいって、財前君に鼻水つけて…迷惑かけて…


 


「名前、」


「えっ、うん、大丈夫潜り込んでないから、痴女じゃないから…」


「俺迷惑とか思ってへんから。むしろ連れ込んでラッキーやと思っとる」




やっぱり人間じゃないよ財前君。何?ハーフ?

何で私の心読むの、つまんないでしょ

見透かされてるみたいで、





「やから、言われんならごめんなさいやなくてありがとうや。」






 

嬉し泣き、とかしてもいいのかコレ。




半泣き状態でありがとうと言って布団の中にもぐりこんだ。恥ずかしくて無理だ。
絶対財前君より早く起きて寝顔写メってやる…!