「私のお古でちょっと大きいけどごめんね」


「いえ貸して頂けて良かったです」



甥っ子君とザンギャックを倒したあたりでお風呂に入ってきたらどうか、と声をかけてもらった。甥っ子君が腰にタックルかまして一緒に入るんやー!と叫んだ時頬が緩んだ。なにこれ可愛い。
甥っ子君はおじさん(中二)にひっぺがされて新たな戦いになっていた。財前君なんだかんだ遊んであげるとかマジイケメン…。



「ひーくんごめんなさいぃぃっ」


「光やめたり!なにうちの息子泣かしてんねん!」


「義姉さん一緒に風呂入りましょか」


「お前ホンマに怒るで」


「それと同じや」


「三歳児に嫉妬する程余裕ないんかお前は」


「……………ないわ、そんなもん」


「どないしたん光頭おかしなったん?余裕やって顔に書いてた光はどないしたんや」


「うっざいねん」


「オカァアンッ光がうざい言うたぁあ!」


「うるさいねん」