「んじゃー跡部さん。俺らは写真撮ったんで帰ります。お世話になりました。」


先輩と一緒にこの合宿所の持ち主だという跡部さんに挨拶をする。先輩に合わせて頭を下げる。


「撮った写真を見せてみろ」


「あ、大丈夫ですよ。立海しか撮ってないし、デジカメでも勝手に撮ってないんで。どうぞ。」


「なんてったって不細工専門なんで」


「先輩それ引きずりすぎですww」



私がそういいながら写真とデジカメを差し出す。その私が珍しかったのか、写真とデジカメを見ながら不思議そうな顔をしていた。



「…あーん?真田だらけじゃねぇか」


「真田先輩のシャッターチャンスが多かったんです。」


「よっ真田メモリアル」


「いっらねぇw」



私がつい先輩に突っ込みを入れてしまい、跡部先輩達が目をパチクリさせていた。そんなに驚かなくてもww



「フッ、この写真……ずぶの素人の写真じゃねぇな。」


「いいえずぶの素人の写真です」


「面白い。写真を撮っているのはそっちの女だったな。」


「はい。ずぶの素人の女です」


「お前にうちの写真を撮る許可をやる」


「滅相もありません」


「そろそろ拒否られてんの気付こうぜ跡部さんww」



私と跡部先輩の会話は他の方々は察してくれていた様で、先輩が助けてくれた。
やだよ撮りたくねーよww



「学校の備品ですし、勝手なこと出来ないんですよ。わかってやって下さい」


「そんなことか。こっちでカメラも用意する。そうだな…、お前最高級のケーキは好きか?」


「撮っていこうぜ名前!跡部さん超いい人!」


「先輩ひどいww」