あれからお笑いライヴ見て、騒いで、笑って、お菓子もらって。
時間は長く感じるのにサラサラ進んで

もうわけわからん



「ねーちゃんどっか痛いん?笑ってないでー」


「……、…そうだね…さっきたまたま手がぶつかった時にエクスタシーさんの毒にやられたのかもしれない…」


「たッ…大変やん!」


「何で俺に振るん!?確かにぶつかりはしたけどな、金ちゃん!包帯しとったから大丈…」


「ねーちゃんたこやきくれたんに…白石のアホー!」



まぁ嘘はついてない。毒とかいってがっつり嘘ついてるエクスタシーが悪い。
……笑えて、いなかったらしい。どうしたもんか。遠山君に指摘されるほど酷い顔だったのか…。そんな風に思ってたらまた謙也先輩と目があった。私は親指を立てて不自然に笑った。


 


「人間顔だぜ」


「なんちゅうこと言うんやこの子…!恐ろしい子!」


「なんで俺見て言うんや!」


「すすすすすす、すっ…シュピードスターだから…つい」


「噛みすぎやろどないしたん」


「浪速のしゅぴーどしゅたーの突っ込みは流石ですね」


「いつからそんな横文字弱なったん」


「毒がまわったようです」


「ちょお落ち着き」



頭の心配をされてしまった。