「ユウジ、お前の愛がむっちゃめんどいんはわかった。」


「何や絡むなや、誰が愛やねんきっしょ」


「あの子小春やユウジとおる時嬉しそうに笑っとるやんか。常に笑顔っちゅうか。でもなんか謙也が昨日泣きそうな顔しとったとか言うんや。なんでやろなぁ」



「………白石…」



お前目付き悪いんやから睨むんやめや。いつも言うとんのにそんなんやから女子が怖がっとるんやで。



「何でお前が名前気にしてんのや



いっつも無駄に女に優しゅーしても一定距離はとるお前らしゅうないわ」





 


ホンマやなんでやろ



 


「それに名前はお前には絶対懐かんぞ。諦めろや」


「……なんでなん?」


「…もうええやろ。あいつ泣かしてみぃその無駄にお高い顔いてこましたるわ」




 

そんなん言われたら気になるやん、ユウジのアホ


 



「……お前似てんねん。あいつが一番嫌ろうてる奴に」



ポツリと溢した言葉すら気になってしまうんや。重症かもしれん。