「迎え来たでー…ぐほっ!」


「おぉっとこれは大変だ、私謙也先輩病院連れてくんで小石川先輩は二人を連れていってくださいな!」



お昼食べ終わって謙也先輩と小石川先輩が来たから謙也先輩に突進して逃げようとした。

怒られた。



「名前ちゃん、ユウジと小春はりきっとったで」


「……」


「行きたない理由はわからんけど、二人は名前ちゃん来んと悲しむと思うで」


「……でも、…」


「名前、この前親父がバカみたいに高くてバカみたいに美味いチョコ買ってきたからやるよ」


「行きます」


「俺もう誰も信じへん」



小石川先輩が拗ねてしまった。あ、私のせいか。

謙也先輩と小石川先輩に飴あげてどうにか許してもらった。最終的に部長のお母さんが「じゃあ行きましょうか、楽しみだわ〜」と言って宿を出た。最強だこの人。