あの後いろんな場所に行って、観光楽しいと二人に言ってもらえたのでニヤニヤしてた。
謙也先輩と目が合ったので購入したイグアナの人形(リアル)で視線を遮った。鋭いツッコミをもらった。




 

楽しかった。




 


「名前ちゃん、明日お笑いライヴやるんやでー!アタシの家集合や!」


「え、こっ…小春ちゃん家?やばいどこだっけ忘れた」


「今日三人ここ泊まるんやろ?明日やったら部活終わったら一走り迎えに来るわ」


「え、…でも小春ちゃん家に私が入ると風水的にアカンって誰かが…」


「誰やねんそれ。」


「私明日運勢最下位だから近付かないでください運吸いますよ」


「吸うなや怖いわ」


「だって、小春ちゃん家、」


「大丈夫よ〜」


「い、いいや、私、ベルセルク見に行くからだめ。二人連れてって」


「名前」



ユウジ先輩にいつもの頭鷲掴みじゃなくて普通に頭に手乗せられた。
来いよ、と。自分等笑かす為に小道具用意したんやぞって言われて。



 
足が動かなかった。






 


「せやったら皆呼んでもええやろ?財前とか後が酷いで」


「謙也はしゃーないけど他は来んなや」


「何でやねん!」


「せやね、蔵リン達は来たらアカンわぁ〜」


「小春まで…なんか理由あんのやな?」


「ええから来んな」


「ユウ君!そない言うたら意地でも来る人達やで!…それに、ええやないの。一応来たらアカンって言ったんやから、これでなんかあったらお仕置きしたらええやん!」


「お仕置きって小春〜…」


「オサムちゃんとベロちゅうやでぇ☆」


「それお仕置きちゃう拷問やで小春」


「もし来るならそれくらい覚悟して来なさい言うことや!ほらネタ合わせあるんやから解散!」