「俺名前ちゃんみたいな妹なら欲しいわ」


「ひぇんはいふへひ」


「食べてから喋り」



ゴンダクレやない金ちゃんみたいやと言われ頭を撫でられた。名前で呼ばれるのはエクスタシー以外歓迎だ。あいつなんで私のこと名前なんだよ馴れ馴れしいな。



「そういや…なんやったっけ?メタルクラッシャーやっけ…金ちゃんにホンマのこと教えたなかったからって巻き込んでしもたな…」


「あれは私の独断ですよ」


「そ、そうなん?」


「空気を読んでみらひは」


「せやな今も読んで欲しいんやけど」



買い食いして小石川先輩との交流を深めているとあーっ!!という叫び声がして何かと思たら腰にドシンッ!という衝撃波がきた。私は倒れた。



「何で写真のねーちゃん居るん!?二人でたこやき食べとるし!ずーるーいー!ワイも食べたいー!」


「金ちゃん退いてやり、名前ちゃん起きれんで…って白石にストテニ連れてってもらうんやなかったん?」


「行ってきたでぇー!でも皆おもろないもんー帰ってきたわ!」


「遠山君…私がヘルニアだったら本気で殴っていたよ。小石川先輩にたかるのはやめたまえ、私のあげるから」


「ホンマに!?」


「うっ…ええ子や…!」



なんとか遠山君もろとも立ち上がりたこ焼きを差し出す。離れろという意味だったんだがくっついたままおおきにー!といってきた。離れろちくしょう。激突された腰が本当に痛いんだよ!
木原先輩こんなもんいつも受け止めてたのか…あの人戦闘力マジパネェ…。



「金ちゃん!勝手に走り回ったらアカンやろ!」


「…げ……白石やん…」


「白石ー!写真のねーちゃんおるでー!」


「やっぱあの人にたかりなさい。」


「……ホンマや。副部長と名前ちゃんって変な組み合わせやな…。なんで名前ちゃん居るん?」



遠山君を追ってきたエクスタシーさんが驚いていたがなんか説明すんのも面倒だったので遠山君にたこやき渡して腰から退かして小石川先輩と腕を組んだ。ぎょっとされた。



「うふ」


「えええぇぇ!」


「遠距離で寂しくて会いに来ました。デート中なんです邪魔はやめてください。って設定にして逃げましょう小石川先輩」


「聞こえとるで」



捕まった。