「大阪のたこ焼きって美味いな。」


「ここまで味が違うものなのね〜!」



プライベートジェットで大阪まで来て早速二人は美味しいたこ焼き、お好み焼きを食べたいと言ってきたので適当な店に入った。
喜んでもらえたようだ。私も頬が緩む。



「名前はお好み焼きなんだな」


「はい。私自分でたこ焼きよく焼くんで」


「俺たこ焼きで名前お好み焼きなんだな」


「……はいはい。やだなぁカップルみたいじゃないですか」



部長の意図(お好み焼き食べたい)を察したので食べようとしていたのを部長の口に突っ込んだ。美味いと喜んでたのでまぁいいか


「きゃー!今の可愛いわ!写真撮るからもう一回お願い!」


「え、私のお好み焼き…」


「母さんハッスルしててごめんな」


「止める気はないんですね」


「美味いんだもん」



カップルみたいで嫌だ、と抵抗してみたら兄妹みたいで可愛い、と返されてお好み焼きの半分は部長のお腹に消えた。