次の日吹奏楽の写真撮るべく学校まで行くと結構色んな部活が練習してた。すげぇなぁ頑張るなぁ…


「名前、おはよー寝癖どうした」


「おはようございます…いや、実は寝坊して二度寝しちゃって…」


「寝坊したうえに二度寝したのかよwwそれで間に合うお前がすげぇよ」


「ありがとうございます」



明らかに私より酷い寝癖がついてる部長と合流して吹奏楽部が活動している多目的室に向かう。


「何でお前ら寝癖酷いのw」


「俺は純粋に寝坊した」


「私は寝坊して二度寝しました」


「やる気だせよww」


「よっしゃーやるぞ名前!カメラもってこい!」


「しゃー!部長カメラ!」


「俺じゃ手ブレだから任せた!」


「でしょうね」


「何おまえらww」


「「やる気出してみました」」



吹奏楽の方々とは和やかな雰囲気のまま写真を撮れた。
休憩中、窓から見えるテニスコートで活動をしているテニス部を眺める吹奏楽の女子達。
あぁそういやそうだ、顔がいいんだ。



「ねー名前ちゃん、テニス部の合宿どうだった?」


「うちのテニス部よりイケメンいたよ」


「えー!なにそれ誰々!?」


「同級生で黒髪で超絶イケメンすぎてやばかった。大阪の中学だけど」


「写真ないの?」


「残念ながら。」



そっからテニス部なら誰がいいとかの話になったので退散した。
藍沢が部長とかに慰められていた。


「藍沢、人間結局顔だよ」


「名字…」


「お前なんでトドメさすんだよ!」


「だから負け組は負け組で馴れ合おうよ」


「名字随分やさぐれたな」


「美少女と比べられて心がやさぐれてるんだ」


「可哀想に」


「哀れまないでよ」


「俺騙されないからな、名字超告白されてんじゃん」


「なんで付き合わねーの」


「実演するから告白してきてみて」


「スキデス」


「私にデュエルで勝てたらな!」


「デッキww」


「シュバッてww」 

「今までデュエルどころかデッキ持ってる人がいなかったから…」


「いねーよそんなやつww」



こんな会話をしてたら休憩終わった。それに写真もそれなりに撮ったので帰ることにした。職員室にカメラを返した後、部長がなんか食い行こうぜと言ったのでファミレスへと行くことになった。
昨日のバスでのことだろう。