「おい携帯貸したままじゃないか地面殴ってる場合じゃないぞ」



ウン十年分の地層が出てきたあたりで地面を殴るのをやめて緊急事態なのに気付く。今の所持品を確認する。
ティッシュにブラックサンダーに鼻かんだティッシュのゴミ。ブラックサンダー持ってんじゃん私!あとは役に立ちゃしないが。

…え?なにこれやばくね?











 





「名前ちゃんならパーティー会場に先に行ったよ。」


「は!?何で俺に携帯渡したまま…」


「なんか二人ごゆっくりーとか言ってたけど」


「あ〜…ったく……」




こういうのって先手とった方が勝つの。あの子がなっていいのは精々絶対報われない嫌われくらい。だから私が仕立ててあげる。