「光君だったら今パーティー向かったよ!」


私が財前君を探しているというと彼女は笑顔(目が笑ってない)でそういった。宍戸先輩がいないから探しにきたそうだ。私がいないの誰も気にしてくんないのかwわかってたけどもww


「あ、忍足出た…いや名字の携帯借りてるだけだ。今行くとこだ」


通話中の宍戸先輩は元きた道を歩き出す。財前君見つかったなら私も用ないのでそれに続こうとしたら木原先輩が無言で手を引っ張って砂利道から離れた場所に連れてこられた。やべぇリンチじゃねーかこれ



「亮に手伝わせてたんだ」


「ドレス素敵っすね」


「あんたは着れないけどね」


「すみません私忍足様と生足スバーッといく約束してるんです生足スバーッて」


「生意気」




「え…」





 

どうにか逃げようと思ったらジリジリと追い詰められ生意気、と言われ肩を押された。いきなりの浮遊感。え、ちょ、嘘やん。落ちてね?この崖になってんじゃね?え、いやそんなわっるい顔で微笑まれても困るんやけどww落ちとるやんこれww生足スバーッと行くの嫌がったから?そうなん?ちゅーか殺人やぞこらぁあ!









 





 




「ぐふっ!!っつぅ〜…」



見事に下らないこと考えてるうちに私は結構な高さから落下して臓器が出るんじゃないかと思うくらい強く身体を打ち付けた。受け身をとったから怪我はたいしたことないがなにしろ痛い。暫く悶えていたら上にいた木原先輩が消えていた。


私はとりあえず地面を殴った。