05










三代目のツアー初日が
あと一週間に迫った今日
私達がツアー前に
集まる最後の合わせ












隆「最初は俺らが歌って
J-raxはパフォーマーと
踊ってる感じでー」

臣「俗に言う2番から
まろんと可憐で歌って」

「最後のサビは
私と隆二君
可憐と臣君の
ペアで歌う」

隆「よし、完璧」

可「私たちもちゃんと
歌とダンス練習したよ!」

臣「あんま時間なくて
不安だった部分もあったけど
全然大丈夫だったね」

「私たちを
誰だと思ってる!」















Kiss You Tonightは
完璧だと思う


でも…問題は…














臣「ピアノの方は
大丈夫なの?」

「ぶっちゃけあんま
時間なくてさぁ
不安なんだよね」

隆「ど真ん中にピアノ置いて
弾くんだからな?
まろんの前奏から始まり
終わるんだから
ちょっと頑張ってよ?」

「分かってるって!
感動して歌えないくらい
最高の伴奏にするから!」













実はGo my wayも
バックで踊ることに
なったから
ダンスメインの
練習になっちゃって
正直、不安















でも自分も参加した
Powder Snowの曲自体
大きな思い入れがあるから
最高の物にしたい















まだあと一ヶ月あるし
本当に頑張らないと




















臣「無理してない?」

「まさか!全然!」

臣「ドラマもあるし
司会の仕事もある
新曲のプロモーションも
大変だったら
ちゃんと休んでよ?」

「ありがとう!
でも本当に全然平気なの
会場のみんなが泣く位
最高の伴奏するから
期待しててね!」





















本当は猫の手も借りたい位
辛くて、大変なんだけど
甘えたことなんて
言ってられないから




















自分達のツアー並に
準備はしっかりしてる


いつか同じステージに立って
一緒に歌いたいって
思ってたから


これくらい平気だよ























直「じゃー今日は
これで終わりにしようか」

絵「そうですね
ツアー頑張ってください」

直「ありがとう!」



















そして現地解散


私は臣君と私の家へ

















「しばらく本当に
会えなくなるね」

臣「ツアー始まったら
色んなとこ行くし
次会えるのは…」

「もしかして…
本番前日とか??」

臣「あり得るね」

「うわぁーマジかぁー」















仕事で忙しくても
少しの時間でも
週に1回は会えてた


付き合い出してから
こんなに会えない時間が
空いてしまうのは
初めてだったから





















「ちょっと寂しいな…」

「うん…俺も」

「…浮気したら怒る」

「浮気する暇ないよ
それにまろんだって
モテるから心配」

「私は臣君一筋だもん」

「だったら俺だって」


























笑ってるけど
実際は本当に寂しい




だから私から
臣君に抱きついて
しばらくの間
会えなくなるから
充電しておこう






















「今日は積極的だね」

「しばらく会えないから
充電しとくの」

「なら俺も」



























ぎゅーって抱き合って
一度、触れるくらいの
キスをしたら
止まらなくなった





























「もっと充電したい」

「もっと?」

「もっともっと
まろんに触れたい」

「……いいよ?」


































優しいキスから
激しいキスへ






























好きだけじゃ
もう足りない

































あなたの初めて見せる
色っぽい顔は
私を熱くさせるには
十分すぎて








































このまま溶けて
なくなってしまいそうだよ






















































愛してるの言葉でも
もう足りない




































































































この愛で私を乱して

 

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